JR西荻窪駅改札出て右側(南口)すぐの路地角。かつては春木屋、丸福などと共に東京ラーメンの代表格とされていたお店です。路地にひっそりたたずむ様はまるで当時そのままに時が止まっているかのよう。カウンター6席のみの店内にもゆっくりとした空気が流れます。 スープは極めてあっさりしたダシに、辛うじてラーメンであることを意識させるに必要十分な油が浮いたもの。麺は中細やややわらかめ。ワンタンは注文の度に具を包み、麺が茹であがった後にさっとゆがく程度。チャーシューは脂のないモモ肉。彩りにさやえんどう。ナルトの代わりにちくわが乗っているのがこの店のアイデンティティ。 現代のラーメン嗜好からは完全に外れている味なんですが、不思議に和むラーメンです。 (02.05.14) |
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