食堂 多万里＠大宮
ラーメン（\480）

この日は餃子（\370）で一杯やってから塩ラーメン（\480）で〆。 　油っ気はほとんどなくてじんわりと野菜の甘味のする薄味のスープ。極細麺はやわらかめ。メンマは対照的に甘く濃い味付け。 (02.09.04)

ＪＲ大宮駅東口、高島屋百貨店裏手搬入口向かい。古くから市民に親しまれているお店です。店の入り口が有人の食券売り場になっており、そこで支払いを済ませてから席につく方式。簡素なテーブルとパイプ椅子で席数をたくさん取ったレイアウトはまさに大衆食堂そのもの、ホール係のおばちゃん達が店内を要領よく仕切っています。 　丼はコンパクトでレンゲはありません。スープは鶏がら野菜主体と思われるものですが、ラードの甘味が特徴的で後をひく味わいです。細麺はやわやわでお年より向きか。一口サイズのチャーシューはやわらかい肉質。さらにグリーンピースが忍ばせてあってイースターエッグ的楽しみもプラス、子供にもウケそうです。

こちらはチャーハンセット（\750）についてくる半チャーハン。\270のプラスとしては量的にかなり寂しいもの。ほとんどの客が単品で麺類を頼んでいるのもうなづけるところです。 　今風のラーメン店とは違った方向性の味ですが、リーズナブルな価格とノスタルジーだけではない確かな味が、今後もこの店の人気を支えていくことでしょう。 (01.01.20)

Text & Photo by ヴァイス

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