カルトなラーメンたち

その7 ツボつかれまくり(笑)

むさし野 外観
味処 むさし野@松戸市松戸新田
松戸中央署から県道281号線をみのり台駅方向に200メートルほど進んだ左手
店の名前はのれんに書いてあるだけ。通りに看板が出ていなければ気づかないだろう

 松戸駅から歩いて30分弱。交通量もそこそこ多い県道281号線を進んでいると、中華そばと書かれた看板(写真下)に出くわす。写真では車のヘッドライトに照らされて明るく見えるが、照明はほとんど役に立っておらず(笑)車からはスピードを落として注意深く走らないとほとんど見えない筈だ。
 ふと見ると料亭風の建物がある。のれんは風に吹きさらしで裏返っている。ちなみに写真は直してから撮っている(笑)。前述の看板に中華そばと書いていなければ、ココがラーメン屋であるとは気づかないだろう。外から見ていても中の様子は全くわからない。勇気を出して入ってみよう。

むさし野 目印
店の前にはこんなぶっきらぼうな看板がぽつりとあるだけ

 中に入ると白木のキレイなカウンターがやっぱり料亭風。しかしお品書きに目をやれば中華そばの文字がある。天井は葦簀張りのように見えるが、実はこういうデザインの内装材のようである。
 ほどなく店員がやってきてどうぞとボトルを目の前に置き、おちょこをその脇に添えた。これって、まさか……

むさし野 水

 中の液体をおちょこに注いで呑んでみる。まぎれもなくよく冷えた水である(笑)。これがこの店のお冷やなのである。やられた(笑)。
 つかみはOK(笑)、既にアタシはこの店のマジックに落ちたのかもしれない(笑)。
 ちなみにミネラルウォーターではなさそうだが、きちんと浄水されたと思われる水であった。

むさし野 中華そば
中華そば+づけ玉子(\750)

 中華そばがやってきた。店の佇まいからはニューウェーブっぽいラーメンを期待してしまうが、極めてオールドファッションな生姜の利いた鶏がらあっさりスープである。手打ち風の太めのちぢれ麺もしっかり自己主張する。づけ玉子は固ゆで寸止め程度の固まり具合。
 どーってことない味といえば確かにそうなんだけど、あたしゃこの手のラーメンには点が甘いんだよ(笑)。どーってことないのにうまいからエライのである(笑)。

 しゃれっ気の利かせ具合と出てくるラーメンのバランス加減が絶妙なのである。客を適度に放っておいてくれるし(笑)、ココこそ大人の憩いの場とでもいうべきか。
(2001.04.17)

Text & Photo by ヴァイス

カルトラーメンへ戻る

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送